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爪水虫のパルス療法について

皮膚科に行って爪水虫の治療を行う際に、よく聞かれる方法が『パルス療法』という治療法です。これは、2004年に承認された治療法で、イトラコナゾールという薬剤を使用します。

 

イトラコナゾールを200mgを1回量として、1日2回、1週間連続で投与し、その後の3週間は投与しないという間隔と1セットとして、これを3セット繰り返します。
『パルス療法』は3セットが限度となっていて、治療を始めてから半年間は経過観察期間となっていますが、半年を経過しても薬剤の効果が十分に得られていないと判断された倍は、さらに『パルス療法』を再び行ったり、他の薬剤に変更することが検討されます。

 

これはイトラコナゾールの有効成分の特長を最大限に生かす方法と考えられています。それは、イトラコナゾールが、皮膚の角質に馴染みやすく、飲むのを中止しても4週間は皮膚にとどまること、爪には6か月から9か月は留まることによって、患者の内服薬を使用する頻度や期間の軽減を図るうえで、非常に有効とされています。

 

また、イトラコナゾールが特に爪水虫に効果があるとされる理由が、爪母と爪床の両方から薬剤が患部に到達できるためなのです。

 

対してイトラコナゾールのデメリットは、他の薬剤との飲み合わせが悪く、併用しづらいため、そもそも投与できないという症例が多いこと、コストが高いことが挙げられます。しかし、『パルス療法』によるイトラコナゾールの治療効果は高く、評価に値するものです。
コストが高い、という点についても、内服期間が短いことを考えれば、総合的に判断してそれほどデメリットではない可能性もあります。

 

ですので、飲み合わせにさえ問題がなければ、有効な治療法のひとつだといえるのではないでしょうか。